無我空心(むがくうしん)
以前に運営していたサロンには、様々なお客様が来られていました。
サラリーマンOLの方や主婦の方など一般の方から、有名なお店のオーナーさんや芸能人、スポーツ選手等、
実は、オーナーさんやスポーツ選手の方ってすごくメンタルを大事にされていて
よく「どうすれば、こういう場合にプラスのほうへ考えることが出来るか?」ということを質問されました。
たまーに大学の心理学専門の教授の方からも質問されたりと…
「成功の秘訣はメンタルが一番大事だ。」と話された方も、有名な方ですでに成功しているのにも関わらず、色んな事を聞いて来られていました。
不思議と、一般的に有名だったり、地位が高く権力を持っている方程、真剣にじっくりと話しを聞き込まれて、
どんな所からも勉強が出来て吸収するものがあるということもご存知のようでした。
なので、とにかくメンタルの事をもっと勉強しようと、禅を学んだことがあるのですが
「禅」で自分の体験も兼ねて「無我空心」を紹介したいと思います。
メンタルといえば、心ですが
心は環境から様々は感情や自分の考えを出しますが、それを禅では「煩悩」と
いいます。
例えば、本来心はこんな感じの綺麗な丸で、
この状態が心が安定しているのですが
例えば、何かしらの環境から不平不満の心が出たとします。
自分が生み出した心のホコリ=煩悩です。
それが、いっぱい付くとこんな感じとなります。
(何かに似てますが・・・)
一度ついたホコリが取れない状態でいるとその心の性格が形成されます。
そうすると、なかなか綺麗な丸の時の心の安定から不安定な状態、もしくはストレスを感じたり変な心の癖が出たりします。
また、このホコリから、泉から水が湧き出るように悪い考えが出たりします。
例えば、今だとコロナで身近な人に対して目に見えない菌を持っているのではないかという、疑いの心=煩悩を出します。
それが、リセットされずにいると「神経質」という性格が生まれます。
神経質が度を超すと、普通にすれ違う際に体が当たっただけでもビクビクオドオドしてしまい、さらには相手に対して(悪気なく自分を防御するために)攻撃的な感情を出します。
赤十字病院のページに書かれていた「3つの感染症」の流れです。
これを回避する手段としても、心についたホコリを掃除しなければいけません。
そこで、意識して普段より心を丸の状態にするために「禅」では
「無」の瞑想や、とっさに煩悩を出さないようにコントロールします。
普段、社会の中で生活していると中々忘れがちなのですが
私もたまーにこのことを意識してストレスをリセットするようにしているのですが
その方法は、
1.まずは我を無にして、自分を無くします。
2.そして、心を空っぽにしてこびりついたホコリを掃除します。
自分を無くすのは、少し難しいかもしれませんが…
色んな考えが出過ぎて疲れている方は、
目を閉じて、心を空っぽになっている状態の綺麗な丸を想い描いてみてください♪
ちょっと、心が軽くなると不思議と体も軽く感じたりしませんか?
「無我空心」、是非一度お試しください。
2021/4/25 22:56:17 ブログ記事